Shin

・Rock

「エリック・クラプトン30歳の記録、クラプトンの中でも一番レイドバックした、飽きのこない大人なアルバムです。ついでにスピーカーのエッジ交換をした話」There’s One in Every Crowd : Eric Clapton / 安息の地を求めて :  エリック・クラプトン

レコーディングはマイアミのクリテリア・スタジオ、ジャマイカのダイナミック・サウンド・スタジオで行われました。
ここで聞かれるのはゆったりのんびりしたレゲエ・サウンドです。
それをベースにブルーズ、ゴスペルなどをアレンジしていきます。 
・Blues

「悲哀に満ちたヴォーカル、ギターのカポタストは鉛筆と輪ゴム。ブルーズを体現していたスリーピー・ジョン・エステス」The Legend of Sleepy John Estes : Sleepy John Estes / スリーピー・ジョン・エステスの伝説 : スリーピー・ジョン・エステス

エステスは若い頃から枯れた老人みたいな声であったためかなり年配だろうと思われており、更にはビッグ・ビル・ブルーンジーがエステスは死んだ旨のこと記していたなどの理由で、1960年代になるとエステスはとうに死んだものとなっていました。
・Rock

「夏だ!、バンドだ!、南十字星だ!。ということでザ・バンドの魅力を語ってみます」Northern Lights – Southern Cross / The Band / 南十字星 : ザ・バンド

このアルバムはリリース時には大して売れませんでした。結果に落ち込んだロビー・ロバートソンは限界を感じて解散を決意したとも言われています。 しかし今では評価は逆転して大名盤です。私的にも飽きることなく聴くたびに新しい発見があるアルバムです。
・Rock

「続、今だからこそ評価されるべきストーンズのポップでちょっとレイドバックしたサウンドのアルバム」Goats Head Soup : The Rolling Stones / 山羊の頭のスープ : ザ・ローリング・ストーンズ

前作「メインストリートのならず者」よりは音が綺麗で全体のトーンが明るく穏やか、夏に聴くには最高です。しかも聴き込むほどに隠れたメロディが聞こえてきそうになります。ここには珍しく、ちょっとレイドバック方面に向かっているストーンズがいます。
・Rock

「やっと出ました。キンクスの60周年企画を締めくくる第3弾です」The Journey – Part 3 : The Kinks / ザ・ジャーニー・パート3 :  ザ・キンクス

一枚目はスタジオ録音のリマスターによるベスト盤的な選曲で、二枚目は1993年のロイヤル・アルバート・ホールでのライブです。はい、最近のスペシャルとかデラックス・エディションによくある本編に続いて未発表ライブを追加しました、というやつですね。
・Rock

「『イギリスのハードロック界のパイオニア』と称されたフリーのデビューアルバム」Tons of Sobs : Free / トンズ・オブ・ソブス :  フリー

1969年にイギリスで四人組のバンドが現れました。全員まだティーンエイジャーですが、とてつもなくハードな音でブルーズを演奏するバンドです。名は「フリー」、音数が少なく間を活かしたハードでパワフルでブルージーなサウンドが身上でした。
・Soul R&B

「誰もが認める『クイーン・オブ・ソウル』アレサ・フランクリンの快進撃の起点となった名盤」I Never Loved a Man the Way I Love You : Aretha Franklin / 貴方だけを愛して : アレサ・フランクリン

1966年にアトランティック・レコードに移籍した時から転機が訪れます。さすがはアーメット・アーティガン率いるアトランティック、アレサの最も効果的な売り出し方を知っていました。アレサのゴスペルフィーリングを全面に出す方針を取りました。
・Jazz

「1960年代後半から始まった1975年までの『エレクトリック・マイルス』期の頂点と言われる名盤がこれです」Agharta : Miles Davis / アガルタ : マイルス・デイヴィス

アガルタとは東洋の神話に出てくる地下のユートピア都市のことだそうです。CBSソニーによって考案されました。ライブは15年来の付き合いのあるプロデューサー、テオ・マセロの監督のもと日本のCBSソニー・レーベルによってレコーディングされました。
・Soul R&B

「2025年6月9日、ファンク・ミュージックの重要人物、スライ・ストーンが天に召されました。ピーク時の大傑作『スタンド!』をご紹介いたします」Stand! : Sly & The Family Stone / スタンド! : スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン

2025年6月9日、ブラックミュージックのみならずロックやジャズなど多方面に影響を与えた奇才、スライ・ストーンが亡くなりました。 享年82歳でした。スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンは1969年のウッドストックでも大喝采を浴びました。
・Rock

「楽曲と演奏と高音質サウンドが高い次元で融合したLAの職人集団TOTOの代表作」TOTO Ⅳ : TOTO / TOTO Ⅳ~聖なる剣~ : TOTO

1982年、グラミー賞6部門獲得という快挙を達成したアメリカのロックバンド、TOTOの四枚目のアルバムです。邦題は「TOTO Ⅳ〜聖なる剣剣〜」TOTOのキャリアでも1番のヒットアルバムであり、1200万枚以上を売り上げることになりました。
・Rock

「ウエスト・コーストのミュージシャンたちから絶大な支持を受けた無頼派ロッカー、ウォーレン・ジヴォンの出世作」Warren Zevon : Warren Zevon / さすらい : ウォーレン・ジヴォン

2025年にやっと「ロックの殿堂」入りを果たしたウォーレン・ジヴォン。それでも日本では未だ悲しいくらいに無名な存在です。ビリー・ジョエルが推薦の手紙を送ったことがきっかけとなって、本場アメリカでもやっと殿堂入りできたという感じです。
・Rock

「1980年代を象徴するロック名盤、「ブラザーズ・イン・アームス」の40周年記念エディション、評価の高い1985年ツアーの一つ、サンアントニオのライブもオフィシャルに出ました」Brothers in Arms 40th Anniversary : Dire Straits / ブラザーズ・イン・アームス・40周年記念:ダイアー・ストレイツ

ちょっと遅れましたが、2025年5月16日についに1985年のビッグヒット「ブラザーズ・イン・アームス」の40周年記念エディションが発売となりました。あの時代を20代でリアルに体験している私にとってはなかなか感慨深いものがあります。 
・Blues

「『ロック界のバッハ』とも言われた、通称“フェス”、プロフェッサー・ロングヘアーのディープなニューオリンズ・ミュージック」Crawfish Fiesta : Professer Longhair / クラウフィッシュ・フィエスタ : プロフェッサー・ロングヘアー

ニューオリンズの伝統を引き継ぎつつ独自の音楽を作ってきたアラン・トゥーサンとドクター・ジョン、その師匠ともいうべき強力な影響を与えたニューオリンズの重鎮、ロック界のバッハ、通称“フェス”、そのお方こそプロフェッサー・ロングヘアーです。
・Rock

「大名曲『ウイ・アー・オール・アローン』を収録したボズ・スキャッグスの代表作」Silk Degrees : Boz Scaggs / シルク・ディグリーズ : ボズ・スキャッグス

元祖AORと言われるボズ・スキャッグスは1976年にこの「シルク・ディグリーズ」で特大ヒットを飛ばして、そこから一気に大物アーティストの仲間入りをしました。もう50年ほど前の話です。実はそれまでは下積み生活の長い苦労人でした。
13.FX-Audio 真空管プリアンプ

「時代に逆行してるんですけど、改めてアナログの粋『真空管の音』を体験してみたらまた別の世界が見えてきた、というとってもお手頃な名機『FX-Audioの真空管プリアンプ』の話です」

Amazonを見ていたら、なんと2025年にもなるという現在に真空管プリアンプというものが見つかりました。しかも安い。メーカーはFX-Audio。構成図なども公開していてプライドと自信を感じさせます。2018年から販売されている商品です。
・Rock

「シカゴ発、ブルーズを目指した本物志向のロックバンドとは?、ブルーズロックとは?、ロックギターサウンドの起源とは?などを合わせて解説してみました。」The Paul Butterfield Blues Band 1st : ザ・ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド

ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドはアメリカのブルーズロックの代表的存在です。特にゴールド・ディスクとかプラチナ・ディスクなどというような大ヒット作は無いものの、今なお時代を超えた存在感で歴史に名をのこすバンドとなっています。
・Rock

「サイモンとガーファンクルの最も売れたアルバムです。時代を切り取ったような、それでいて普遍の感性を感じる大名盤」Bridge Over Troubled Water : Simon and Garfunkel / 明日に架ける橋 : サイモン&ガーファンクル

このアルバムは偉大なるフォークロック・デュオと言われたサイモン・&・ガーファンクルが1970年にリリースした代表的なオリジナルアルバムです。オフィシャルにはこのアルバムがサイモンとガーファンクルのラストでしかも一番売れたアルバムです。
・Rock

「作詞、作曲、ヴォーカルおよび全ての楽器演奏、プロデュースからエンジニアまで全て一人でやってのける天才スティーヴ・ウインウッド、ソロ期の出世作」Arc of a Diver : Steve Winwood / アーク・オブ・ア・ダイバー : スティーヴ・ウインウッド

1980年、ソロとして初のヒットとなるアルバム「アーク・オブ・ア・ダイバー」をリリースしました。「ユー・シー・ア・チャンス」を収録した名盤です。アルバムは一部共作はあるものの作詞、作曲、演奏、プロデュース、エンジニアと全てをこなしています。
・Rock

「1972年、ここから本格的に始まったエルトン・ジョンの神がかり的快進撃、その要因とは」Honky Chateau : Elton John / ホンキー・シャトー : エルトン・ジョン

初めてアメリカのビルボード200アルバムチャートで1位となりました。ローリング・ストーン誌の音楽評論家ジョン・ランドーは「今の時代の乱立するアルバムの泥沼から頭ひとつ抜け出した、豊かで温かみのある満足できるアルバム」と評しています。
・Rock

「1981年の空気感、スワンプでレイドバックしながらもほのかにシティ感覚、AORの香りもするJ.J.ケイルの傑作です。」Shades / J.J.Cale / シェイズ : J.J.ケイル

1981年にリリースされたJ.J.ケイルの6枚目のアルバム「シェイズ」です。聴いているとエリック・クラプトンやマーク・ノップラーが積極的にケイルのギタースタイルや歌い方、さらには音楽に対する姿勢までも取り入れたのがわかります。
・Rock

「1970年代終盤に突如として現れ大ヒット、社会現象とまでなった名盤」Breakfast in America : Supertramp / ブレックファスト・イン・アメリカ : スーパートランプ

1979年、いきなりとんでもない大ヒット、世界中を席巻したアルバムがリリースされました。イギリスのバンド、スーパートランプによる「ブレックファスト・イン・アメリカ」です。日本でもタイトル曲などヘビーローテーションでオンエアされていました。
・Rock

「今だからこそ見直されるべき名盤、ストーンズ1970年代ミック・テイラー期の集大成」It’s Only Rock n’ Roll : The Rolling Stones / イッツ・オンリー・ロックンロール : ザ・ローリング・ストーンズ

この「たかがロックンロール」というシンプルにして単刀直入、なかなか潔いタイトルのアルバムは1974年10月18日にリリースされたザ・ローリング・ストーンズのアルバムです。リリース時はアメリカでは1位、イギリスでは2位と大ヒットとなりました。
・Rock

「映画『名もなき者』のストーリーの核となるディラン初のエレクトリック・サウンドを取り入れた歴史的名盤、映画の解説、感想とともにどうぞ」Bring It All Back Home : Bob Dylan / ブリング・イット・オール・バック・ホーム : ボブ・ディラン

みなさま、もう映画「名もなき者」はご覧になりましたか。ミネソタの田舎からニューヨークへ出てきたディランが憧れのウディ・ガスリーに会って、ウディとボブ・シーガーにも認められ、今までになかった規模のフォークの大スターになって行くストーリーです。
・Country, Bluegrass, Folk

「アウトローであり続けた『漢(おとこ)ジョニー・キャッシュ』のアメリカ音楽への愛情溢れる弾き語り集」American Recordings : Johnny Cash / アメリカン・レコーディングス : ジョニー・キャッシュ

1994年リリースの「アメリカン・レコーディングス」はジョニー・キャッシュの後期の代表作の一つです。レーベル名とタイトルを掛けてアメリカを、アメリカ文化を、アメリカ人が、記録したぜ。というなんとも潔い、味わい深い内容となっています。
・Rock

「異次元スライドギタリスト、サニー・ランドレスを擁したジョン・ハイアット。ゴナーズとのハード・ドライヴィン・ロックンロール」Slow Turning : John Hiatt / スロー・ターニング : ジョン・ハイアット

1988年、好評だった「ブリング・ザ・ファミリー」の1年後、今度は新進気鋭の若いメンバーで組んだバンド「ゴナーズ」と活動し、8月にアルバム「スロー・ターニング」をリリースします。これがまた好評、エネルギッシュで若返った感までありました。
・Jazz

「ジャズ史に残る名言で終わるエリック・ドルフィーの最終作」Last Date : Eric Dolphy / ラスト・デイト : エリック・ドルフィー

一般的にドルフィーの知名度はそれほど高くありません。評価は逆に最近の方が高くなっている感じもしています。自分からウェブで発信できる時代になると、世界中のドルフィーファンからの評論が多くなりました。時代に左右されない個性、感性の証明です。 
・Rock

「ヨーロッパの伝統に加えツェッペリン流儀のファンクやレゲエも、音楽性をさらに広げた4枚目。それとアート・デザイン・グループ『ヒプノシス』」Houses of the Holly : Led Zeppelin / 聖なる館 : レッド・ツェッペリン

前作までと比べるとここで作風というかアルバムのイメージが大きく変わりました。ブルーズの影響が希薄になった反面、ヨーロッパ伝統音楽的なもの、ジャマイカのレゲエのリズム、ファンクなどを取り入れて、今までとは違った世界を繰り広げました。
・Rock

「最高に気持ちのいいギターポップアルバム、AORとしても一級品、ボブ・ウェルチの奇跡的な1枚」French Kiss : Bob Welch / フレンチ・キッス : ボブ・ウェルチ

1976年、ボブ・ウェルチはパリスの突然の解散後、ソロアルバムをリリースしました。それが「フレンチ・キッス」です。奇跡的に美しい、素晴らしいアルバムです。今聞いても時代を超えたような美しいメロディが目白押しです。
・Jazz

「『モード』、『シーツ・オブ・サウンド』と進化したコルトレーンが基本を見つめて、あらためてメロディを探求した傑作」Ballads : John Coltrane / バラード : ジョン・コルトレーン

コルトレーン作品の中で一番有名、一番売れた、一番聴きやすいと思われるコルトレーン1963年のアルバム「バラード」のご紹介です。インパルス期というのがキーです。ここではコルトレーン以外のほかのメンバーはコルトレーンのサポートに徹しています。
・Rock

「これぞアメリカン・ハードロックという米国発のスリーピース・パワーユニットのデビューアルバムです。」Grand Funk Railroad On Time : Grand Funk Railroad / グランド・ファンク・レイルロード登場 : グランド・ファンク・レイルロード

音はハードでブルーズの影響も感じられますが、なんともサービス満点でわかりやすくハードロックの醍醐味を聴かせてくれます。何も考えずに力技でハードな世界に連れて行ってくれるのです。そこにはアメリカン・ハードロックのエッセンスが詰まっていました。
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