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「これぞアメリカン・ハードロックという米国発のスリーピース・パワーユニットのデビューアルバムです。」Grand Funk Railroad On Time : Grand Funk Railroad / グランド・ファンク・レイルロード登場 : グランド・ファンク・レイルロード

音はハードでブルーズの影響も感じられますが、なんともサービス満点でわかりやすくハードロックの醍醐味を聴かせてくれます。何も考えずに力技でハードな世界に連れて行ってくれるのです。そこにはアメリカン・ハードロックのエッセンスが詰まっていました。
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「唯一無二の個性を持ったブルーズ・ロック発のハードロック・バンド、フリーの代表的名盤です。」Fire and Water : Free / ファイアー・アンド・ウォーター : フリー

1960年代後半、英国からとっても個性的なバンドが登場しました。ブルーズベースのハードなサウンドがウリのバンドです。バンド名は「フリー」、ギター、ベース、ドラムスのみのシンプルな編成です。今聞いても個性的で他では味わえない魅力があります。
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「マイケル・ジャクソン『スリラー』やAC/DC『バック・イン・ブラック』などに並び世界中で一番売れたアルバムと言われる初期イーグルスの傑作ベストアルバムです。」Their Greatest Hits (1971-1975) : Eagles / グレイテスト・ヒッツ 1971-1975 : イーグルス

世界で一番売れたレコードにも頻繁に登場します。シングルカットした楽曲中心の内容ですが、素晴らしい流れを感じます。このアルバムの出現によって以前のアルバムはこのアルバムを薄めたものにしか感じなくなった、という暴論まで湧きあがったものでした。
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「伝統音楽とオルタナティブの融合、Tボーン・バーネットを知っていますか。そして日本と海外の基本的な音の違いについて。」Proof Through the Night : T Bone Burnett / プルーフ・スルー・ザ・ナイト : Tボーン・バーネット

Tボーン・バーネットは1970年代から粛々と活動していますが特にヒットシングルもなく、名盤と言われるアルバムも残していません。知る人ぞ知る存在ですが超重要人物です。音楽への造詣も深く、音作りとレコーディングにもすごいこだわりが感じられます。
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「変わらないハートランド・ロック、ジョン・ハイアットを知っていますか。」Bring the Family : John Hiatt / ブリング・ザ・ファミリー : ジョン・ハイアット

みなさん、ジョン・ハイアットをご存知ですか。本国アメリカでは「ハートランド・ロック」に分類される人です。日本では(圧倒的に)無名な存在ですが、アメリカでは「ブリング・ザ・ファミリー」以降、安定して品質の高いアルバムをリリースしています。
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「1978年リリースで世界に注目され、ロックに大きな影響を与えたバンドのセカンドアルバム、その2」This Years Model : Elvis Costello : ディス・イヤーズ・モデル / エルヴィス・コステロ

エルヴィス・コステロのセカンドアルバム「ディス・イヤーズ・モデル」です。録音は話題のエデン・スタジオ、プロデューサーはニック・ロウ、レコーディングはオーバーダビングほとんど無しでスタジオライブみたいな感じで11日間で全て終わりました。
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「1978年リリース、世界中で注目され、ロックの歴史に大きな影響を与えたバンドのセカンドアルバム、その1」Don’t Look Back : Boston / ドント・ルック・バック : ボストン

1978年、米国と英国で歴史的なアルバムが2枚リリースされました。共通点は、セカンドアルバムである、そしてこのアルバムで世界的になった、自国では売れたが他方では売れなかった、結果、今は世代を超えてファンを獲得する名盤であるということです。 
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「1960年代のアメリカを代表するロック・バンドがそのサウンドを確立した名盤、古(いにしえ)のブルーズロックは今なお生き続けます。」The Paul Butterfield Blues Band : East West / ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド : イースト・ウエスト

1960年代のアメリカを代表するブルーズ・ロック・バンド、ザ・ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドです。結成時にはベースにジェローム・アーノルド、ドラムにサム・レイというこの時代というこの時代には珍しく黒人のリズム隊が加わります。 
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「大不況のロンドンで、飽和した音楽産業に咲いた一輪の徒花(あだばな)。まさにブリティッシュ・パンクを象徴する歴史的アルバム、世界を変えた1枚」Never Mind the Bollocks, Here’s the Sex Pistols / 勝手にしやがれ! : セックスピストルズ

1970年代後半、ロックの一大ムーブとしてロンドンを中心にブリティッシュ・パンク・ムーブメントが湧き起こります。その中心はセックスピストルズでした。彼らは正式には1枚のアルバムしか残していませんが、その影響力は今でも残っています。
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「ボブ・ディランとザ・バンド、1974年のロックなアリーナツアーの記録」Before the Flood / Bob Dylan and The Band / 偉大なる復活 : ボブ・ディラン・アンド・ザ・バンド

1970年代中期になるとロックが大型ビジネス化し、アリーナロック、産業ロックなどと言われるジャンルが出現します。そうなる直前、ボブ・ディランとザ・バンドが手を組んで北米ツアーを敢行します。1974年リリースのアルバム「偉大なる復活 」です。
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「その後の音楽業界とミュージシャンの慈善活動に大きな影響を与えました。内容も手作り感満載の暖かいコンサートです。」Concert for Bangladesh : George Harrison & Friends / バングラデシュ難民救済コンサート : ジョージ・ハリソン・&・フレンズ

ジョージ・ハリソン名義で1971年にリリースされたオールスターによるチャリティライブアルバムです。「バングラデシュ難民級財コンサート」としてニューヨークのマディソン・スクエアー・ガーデンで開催され、3枚組LPとしてリリースされました。
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「ザ・フーとキット・ランバートとクリス・スタンプ、若者の若者による若者たちのためのマーケティング戦略」The Who Sings My Generation : The Who / マイ・ジェネレーション : ザ・フー

ザ・フーのデビューアルバムのご紹介です。現在“ザ・フーをスターダムに押し上げた二人の男たち「ランバート・アンド・スタンプ」(字幕版)”がいつまでかわかりませんがyoutubeでソニー・ピクチャーズ公式として本編無料公開中となっております。 
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「全編ミックとキース作詞作曲(のちにグリマーツインズと命名)によるオリジナル楽曲で挑んだ傑作、黒く妖しくも美しい初期ストーンズの集大成」Aftermath : The Rolling Stones / アフターマス : ザ・ローリング・ストーンズ

ザ・ローリング・ストーンズの1966年のアルバム「アフターマス」のご紹介です。「余波」「影響」「結果」と訳されるこの4作目のアルバムは初期ローリング・ストーンズの集大成であり、新たにバンドの可能性を大きく広げたと言われる名盤です。
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「結局のところ、男の子はみんな頭のいいヤツが好きなんです、憧れるんです。ロックが成熟してきた1970年代、理数系の天才が本気でロックをやったら、という回答がこれでした。。Boston : Boston / 幻想飛行 : ボストン

「幻想飛行」は1976年にアメリカのロックバンド、ボストンが1976年にリリースしたデビューアルバムです。産業ロックのジャンルに括られることもありますが、今聞いてもびっくりするほどサウンド、コンセプト、音質ともに完璧な内容です。
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「イエスの黄金期を飾る名盤『こわれもの』。2024年リマスターとスティーヴン・ウィルソン・リミックス2024および通常のリマスターCDについて比較してみました。」Fragile : Yes / こわれもの : イエス

今まで廃盤になることなくレコード、CD、ハイレゾとメディアの変遷にも対応してきたイエスの名盤です。ここにきて「スティーヴン・ウィルソン・リミックス」や「2024リミックス」などのリミックス、リマスターヴァージョンが登場しています。 
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「“ロックンロールは決して死なない”という歌詞と共に後世へ大きな影響を与えた、ニール・ヤングの1970年代を締めくくる名盤」Rust Never Sleeps : Neil Young With Crazy Horse / ラスト・ネヴァー・スリープス : ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース

偉大なるロックレジェンド、ニール・ヤングのクレイジーホース名義で1979年にリリースされた10枚目のアルバムです。若い世代のミュージシャンからもリスペクトされていて、ある意味ニール・ヤングの一番ロック魂を感じさせてくれるアルバムです。 
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「フォークロックの中心的存在として1960年代のブリティッシュ・インヴェンションに対するアメリカの回答となったバンド、ザ・バーズ衝撃のデビューアルバム」Mr.Tambourine Man : The Byrds / ミスター・タンブリン・マン : ザ・バーズ

ザ・バーズとは1960年代中期にアメリカの若きフォーク・ミュージシャンたちがブリティッシュ・インヴェンションの影響でエレクトリック楽器を取り入れて演奏したバンドということになります。綺麗なメロディとサウンドでフォークロックを確立しました。
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「出ました。ジョン・レノンのアルティメイト・ミックス・シリーズ第3弾、『マインド・ゲームス』は思わず笑ってしまうほどの音のアップデートです。」Mind Games : John Lennon / マインド・ゲームス : ジョン・レノン

ジョン・レノンの音楽遺産の数々ですが、最近「マインド・ゲームス・アルティメイト・ミックス」が発表されました。 アルティメイト・ミックスのシリーズについては2021年4月の「じょんたま」、2023年10月の「イマジン」に続いての登場です。
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「この十代とは思えない表現力、西欧の伝統や文学性を感じる世界はハマる人には嵌ります。ササる人には刺さります。驚異の才能を持って出現した情念渦巻くケイト・ブッシュの世界」The Kick Inside : Kate Bush / 天使と小悪魔 : ケイト・ブッシュ

1958年7月30日ロンドン生まれ。11歳から曲を書き始め、19歳の時にシングル「嵐が丘」でデビューしました。4週間イギリスのチャートのトップに立ち、オリジナル曲でイギリスでチャートの1位になった初めての女性アーティストとなったのです。
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「アコースティックな面を出したツェッペリンの中では異色作、しかしさらなる進化を狙った重要作です。」Led Zeppelin Ⅲ : Led Zeppelin / レッド・ツェッペリンⅢ : レッド・ツェッペリン

「Led Zeppelin Ⅲ」です。ハードに徹した2ndアルバムの後なので、よりハードな音が求められていました。しかし本作はアコースティックギターを主体としたフォーキーな曲も多く、ツェッペリンは次の段階に進まねばならないと感じていました。
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「ある意味クラシック・ロックの基本だったブルーズ、その極北とも言えるオペラの手法でオリジナル・ロックを開花させたワン・アンド・オンリーのバンド、クイーン初期の集大成」A Night at The Opera : Queen / オペラ座の夜 : クイーン

シングルカットされた「ボヘミアン・ラプソディ」はギネス・ワールド・レコーズによる「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートで堂々1位に輝いています。バンド名は大英帝国を感じさせるとともに一般的にホモ・セクシャルな意味もあったようです。
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「エリック・クラプトンとJ.J.ケイルの男の友情に浸るアルバムです。それと2023年のローリングストーン誌の『最も偉大なギタリスト』でのクラプトン順位凋落について思うこと」The Road to  Escondido : J.J.Cale & Eric Clapton / ザ・ロード・トゥ・エスコンディード : J.J.ケイル・&・エリック・クラプトン

昔からロックの第一線で活躍してきたロックのカリスマ、エリック・クラプトンと、結局のところ生涯において知る人ぞ知る渋いミュージシャンで終わってしまった感もあるミュージシャンズ・ミュージシャンの代表J.J.ケイルの素晴らしきコラボレーション。
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「ニール・ヤングを代表する名曲『Heart of Gold=孤独の旅路』を含む名盤です。以降何十年も変わらない、ブレない姿勢の本質がここにあります。」Harvest : Neil Young / ハーヴェスト : ニール・ヤング

ニール・ヤングを代表する名盤の一つである1972年リリースの「ハーヴェスト」です。「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」と一対になっているようなアルバムで、全世界でヒットしました。2015年にはグラミー賞の殿堂入りをしたもう音楽遺産です。
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「タイトなサウンドに斜に構えたヴォーカルが炸裂、アメリカン・ロックの雄トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレイカーズの出世作です。」Damn The Torpedoes : Tom Petty and The Heartbreakers / ダム・ザ・トルピード : トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレイカーズ

「ダム・ザ・トルピード」はアメリカン・ロックの正統派バンド、トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレイカーズの1979年、3枚目のアルバムです。過去2作も評価は高いのですが、このスケール感を増したサウンドでアメリカンロックの象徴となります。
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「湧き出る創作意欲はLP1枚では収まりきれません。ロック初の2枚組アルバムとなりました」Blond On Blond : Bob Dylan / ブロンド・オン・ブロンド : ボブ・ディラン

この時代のディランはエレクトリック化もそうですが、それと同時に特筆すべきは次々に湧き上がってくる語句と表現です。そして本作では創作意欲は止まることを知らず、2枚組アルバムとしてリリース。ロックにおいては初めての世に出た2枚組のLPでした。
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「一度は触れていただきたい。孤独と疎外感を歌った名曲の深淵なる詩の世界」Sounds of Silence : Simon and Garfunkel / サウンズ・オブ・サイレンス : サイモン・アンド・ガーファンクル

今の日本において60歳以上の人で「サウンド・オブ・サイレンス」を知らない人などいないのではないか、と思われるほどのサイモンとガーファンクルの珠玉の名曲です。 理由は1967年の映画「卒業」の挿入歌として使われ、世界中でヒットしたためです。
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「キーワードはボーダーライン」Get Rhythm : Ry Cooder / ゲット・リズム : ライ・クーダー

ジャンルを感じさせない音楽職人、ライ・クーダーの1987年11月リリース、11枚目のオリジナルアルバムです。ジョニーキャッシュから沖縄音楽までワイドに音楽を繰り広げます。名曲「アクロス・ザ・ボーダーライン」も是非ご賞味ください。
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「薬物中毒から生還したクラプトンの音楽ができる喜びと思いやりが感じられます。ソロになってからの代表作です。」461 Ocean Boulevard : Eric Clapton / 461オーシャン・ブールヴァード : エリック・クラプトン

1974年に復帰作としてこの、「461オーシャン・ブールヴァード」をリリースしました。そしてこのアルバムは以降のクラプトンのイメージを決定づけました。ブルーズ、トラディショナル、ゴスペル、レゲエなどをレイドバック風味で演奏したのです。
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「第3期キング・クリムゾン、3人となったクリムゾンが音の限界を提示する。今や1stアルバム “宮殿” と並び称される名盤」Red : King Crimson / レッド : キング・クリムゾン

デビューアルバム「宮殿」と並ぶ名盤(とされる)「レッド」のご紹介です。プログレの中でも技巧派、知性派と言われるクリムゾンは1974年、ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブラフォードの3人の名義で「レッド」をリリースしました。
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「時が経つほどに評価が上がっていったアルバム、今やストーンズの代表作と言われるまでになりました。」Exile On Main St. : The Rolling Stones / メインストリートのならず者 : ザ・ローリング・ストーンズ

ローリング・ストーンズの「メインストリートのならず者」登場です。1972年5月26日リリースの10枚目のスタジオアルバムです。一般的にはミック・テイラー期と呼ばれる中期の作品で、ストーンズ初の2枚組アルバムであり、アーシーな魅力があります。
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