

CDやレコードなどの音楽メディアの再生には専用のプレイヤーがあります。デジタルデータのハイレゾやMP3などのを再生するにはPCやiPadと一緒に再生ソフトが必要となります。
そして困ったことに再生ソフトによって音質が違います。
ここでそんなことはないと確信されている貴兄には多分この後の記事は苦痛です。
ここ数年でそういうソフトもこなれてきており、今一般的に音がいいとされるのが、roonです。
私は昔からAudirvanaを使ってきました。今一番新しいバージョンのAudirvana Studioで聞いたときは「中域の密度が上がって、迫力が増してきたなぁ」と思っておりました。
そして巷ではここ数年、roonnの評判が上がってきております。
ということで取り入れてみました。roonです。
このソフトはプレイヤーとしてだけではなく、サブスクに対応していたり、ネットワークが構築できるなどと次世代の音楽環境も考えて付加価値のある機能も多いのです。
とりあえず私は今のところ音についてしか興味がありません。ということはroon のポテンシャルの一部しか評価していませんので、そこのところはご了承ください。
比較対象となるのは使い続けているAudirvana Studioです。
かなりいろんな音源を比べましたが一応、列記しておきます。(オーディオマニア目線ですね)
アマンダ ・ブレッカー 「Here I Am」 96kHz 24bit WAV
スティーリー・ダン 「Gaucho」 96kHz 24bit AIFF
JD アレン 「Love Stone」 96kHz 24bit AIFF
メタリカ 「Metallica ブラックアルバム」 96kHz 24bit Flac
カーペンターズ 「Singles 1969-1981 2004Remix」 96kHz 24bit FLAC
アリサ・ワイラースタイン 「Dovork」 96kHz 24bit AIFF
ピンク・フロイド 「狂気50周年」 96kHz 24bit AIFF
roonで感じたこと
一聴して、綺麗な音です。音はまとまって低音から高音まで美しくつながります。
特に専用のアルゴリズムのせいでしょうか。音の繋がり、たとえばコーラスの交わりが滑らかです。音を大きくしても聴いていて疲れません。
クラシックやヴォーカル系では無敵ではないか。

Audirvana Studioの良いところ
言ってしまえば「ネイキッド」な音です。ソースを何の飾りもなく出してきます。ある意味、ダイナミックレンジの広く抜けと迫力を感じます。
ジャズ、ロックでは最強か。

2つのソフトを比較して感じること
たとえばカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」などハモリの部分の気持ち良さはroon が群を抜いてます。最後のサビで “top of the world looking” の「ト」だけを多分カレンさんが、“down on creation and the “ の「ダ」だけを多分リチャードさんが入れるのですが、そこのミックス具合がroonはとっても気持ちよく聴けます。
メタリカの「エンター・サンドマン」を聴くとバスドラの音がズドッ、ズドッとタイトにまとまって聞こえます。Audirvana Studioではズドッ、ズドッとともに「ドチッ」というドラムセットの金属音も聞こえるようなリアルな音なんです。
Audirvana Studioはレコーディングルームで鳴っている音、素でリアルで迫力ある音です。ヴォーカルのエコーのかけ方とかを楽しむにはこれです。
roonは出来上がった音楽をこういう音で聴いてほしい、という一つの作品として製作者側が最終的に望む音のような気がします。完成されています。
はい、結論です。
私はそれぞれにいい部分、面白い部分があるので片方だけにすることはできません。
今後も両方使って楽しみたいと思います。



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