・Rock

「ここからがベックの“孤高の世界”の始まりです」Blow by Blow : Jeff Beck / ブロウ・バイ・ブロウ : ジェフ・ベック

ブリテッシュロックのバンド「ヤードバーズ」のくくりで3代ギタリストとして、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジとともに語られます。 でも、個人的にベックは他の二人に比べて圧倒的に異質、異能の人です。神様でもあるのですが、ビジネス的に不器用
・Jazz

「ブルーノートの本音、テナーサックスのミドル級チャンピオン」Soul Station : Hank Mobley / ソウル・ステーション / ハンク・モブレー

ハンク・モブレーは1950年代から1960年代にかけてのハードバップ期に活躍したテナーサックス奏者です。 ブルーノート・レーベルでのアルバムが人気です。1950年代から60年代にかけて数々の質の高いアルバムをリリースしました。
・Rock

「我が道を行く、ヴァン、男だね」Moondance : Van Morrison / ムーンダンス : ヴァン・モリソン

ヴァン・モリソンは偏屈者で有名です。1060年代のブリティッシュ・ロック・グループ「ゼム」でデビューし、ソロになり、今までコンスタントにアルバムをリリースして、安定したミュージシャン活動をしています。きっと「筋の通った偏屈者」なのでしょう。
・Rock

「前人未到のハードロック・ライヴ」Live At Leeds : The Who / ライヴ ・アット リーズ:ザ・フー

ライブパフォーマンスにおいて最高なのはザ・フー以外に考えられません。特にこのモッズを卒業してよりハードになっていく時期の「Live At Leads」は最高です。この時期の映像として1969年のウッドストックと1970年のワイト島フェス
・Country, Bluegrass, Folk

「天は二物をくれたわ」Speak Now (Taylor’s Version) : Taylor Swift / スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン): テイラー・スウィフト

 2006年に17歳デビューして以来、今や押しも押されぬ世界トップクラスのビッグスターとなったテイラー・スウィフトです。カントリー界の歌姫としてデビューしましたがゴリゴリのカントリーミュージック路線ではなく、自作の...
・Blues

「何にもないけどブルーズはあるのさ。その3、ブリティッシュ・ブルーズマスター編」Nothing But The Blues : Eric Clapton / ナッシング バット ザ ブルーズ : エリック クラプトン

「Nothing But The Blues」という魅力的なタイトルは続きます。最後はイギリスの1960年代から第一線で活躍しているエリック・クラプトンです。 2022年9月リリース、1994年のサン・フランシスコのフィルモア・ウエストの
・Blues

「何にもないけどブルーズはあるのさ。その2、テキサス・ギター・スリンガー編」Nothing But The Blues : Johnny Winter / ナッシング バット ザ ブルーズ : ジョニーウインター

今回は100万ドルのギタリストと鳴物入りで登場した、テキサスブルーズマン。ジョニー ・ウインターの「Nothing But The Blues」の紹介です。 ジョニー・ウインターのイメージそのものといった感じの秀逸なアルバムジャケットです
・Jazz

「何にもないけどブルーズはあるのさ。その1、ジャズ編」Nothing But The Blues : Herb Ellis / ナッシング バット ザ ブルース / ハーブ・エリス

「Nothing But The Blues]、深くて人生を感じる言葉です。しみじみといいタイトルだと思います。 知っている限り、今まで正式なこのタイトルのアルバムは3枚リリースされています・1957年 ハーブ・エリス 
・Jazz

「モダン・ジャズの金字塔」Saxophone Colossus : Sonny Rollins / サキソフォーン コロッサス : ソニー ロリンズ

「サキソフォーン・コロッサス」通称「サキコロ」はモダン・ジャズを代表する1枚と言われています。ジャズを紹介する本などでは、必ずと言っていいほど名盤上位5枚には入ります。 1956年リリースです。当時のソニー・ロリンズ はまだ20代半ば
・Rock

「時代を変えた“転がる石のように”」Highway 61 Revisited : Bob Dylan / 追憶のハイウェイ61 : ボブ・ディラン

ロック史上最重要の曲「ライク・ア ・ローリング・ストーン」を擁したボブ・ディランの「追憶のハイウェイ61」1965年リリースです。 ここでフォークソングを歌っていたボブ・ディランがロックなアルバムを作り上げました。
・Blues

「唯一無二のテキサス稲妻ブルーズ」Mojo Hand Complete Session : Lightnin’ Hopkins / モジョ・ハンド・コンプリート・セッション : ライトニン・ホプキンス

テキサス・ブルーズ の巨人ライトニン・ホプキンスです。この人ほどブルーズ のイメージを具現化した人はいないような気がします。テキサスブルーズ 、ギャンブラー、酒好き、女好き、日々刹那的、のイメージを見事に体現しています。ライトニンに駄作なし
・Rock

「ジョン・レノン版アフター・ザ・ビートルズの挑戦」Plastic Ono Band : John Lennon / ジョンの魂 : ジョン・レノン

「John Lennon / Plastic Ono Band 」というジョン・レノンの初ソロアルバムです。 邦題は「ジョンの魂」、きっとヨーコさんがいるので、日本語のタイトルは本人も了承していたのでしょうが大きく出たものです。
・Blues

「シカゴ・ブルーズの首領(ドン)と呼ばれた男」The Best of Muddy Waters : Muddy Waters / ザ・ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ : マディ・ウォーターズ

本名はマッキンリー・モーガンフィールド、1913年4月4日にミシシッピ州イサケーナ郡に生まれました。 「Muddy Water=泥水」いうのはすごいネーミングですが子供の頃、泥水で遊ぶのが好きだったのでそういうニックネームで呼ばれたそうです
・Rock

「ロックの基本 : 色褪せないアメリカン・ミュージック」Music From Big Pink : The Band / ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク : ザ・バンド

1968年にアメリカでザ ・バンドというあまりにシンプルすぎて、逆にひねくれ感のあるネーミングのバンドが「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」というまた訳のわからないタイトルのアルバムをリリースしました。ビッグ・ピンクとは周囲の人たちに
・Country, Bluegrass, Folk

「Mr.ブルーグラス・ギターマスター、伝説のフラットピッキング」Doc Watson : ドク・ワトソン

カントリーミュージックの基本、 Mr.ブルーグラス・ギターマスターによる名盤「Doc Watson / ドク・ワトソン」のご紹介となります。 ドク・ワトソンは「アメリカン・トレジャー」と呼ばれ、驚異的なギターテクニックと哀愁の歌で有名です。
・Soul R&B

「早熟の天才から異次元の天才へ」Talking Book  : Stevie wonder / トーキング・ブック : スティーヴィー・ワンダー

11歳でモータウンと契約してヒット曲を次々と飛ばした早熟の天才です。が、それで終わる天才ではありませんでした。 さらに1971年、20歳を超えた時にモータウンと交渉して完全に自分で自由にコントロールできる音楽を作る権利を得ました。
・Soul R&B

「世界を変えたソウルミュージック」What’s Going On : Marvin Gaye / ホワッツ・ゴーイン・オン : マーヴィン・ゲイ

このアルバムが本当にすごい影響力を持っていると感じたのは没後の1980年代終盤から90年代になってからです。ネオ・ソウルというジャンルが流行っていた時には「ホワッツ・ゴーイン・オン」はソウルを象徴する曲として扱われました。
・Soul R&B

「ニューオリンズ音楽絵巻」Dr.John’s Gumbo : Dr.John / ガンボ : ドクター・ジョン

ご紹介するアルバムは1972年リリースのドクター・ジョンがニューオリンズ・スタンダードを集めた「ドクター・ジョンズ・ガンボ」です。 ガンボとはニューオリンズ名物、ソウルフードであるごった煮シチューです。
・Jazz

「ジャズの化学反応 : マイルス by ブルーノートの傑作アルバム」Somethin’ Else : Cannonball Adderley / サムシン・エルス : キャノンボール・アダレイ

 ジョン・コルトレーンの「ブルー・トレイン」に続いて “これぞブルー・ノートの代表作” と言われるキャノンボール・アダレイ名義の「サムシン・エルス」です。主役はマイルス・デイヴィスです。訳あってマイルスの名...
・Jazz

「ジャズの化学反応 : コルトレーン by ブルーノートの傑作アルバム」Blue Train : John Coltrane / ブルー・トレイン : ジョンコルトレーン

 ジャズの名盤と言われるアルバムに1950年代後半にリリースされたブルーノート・レーベルの「ブルー・トレイン」と「サムシン・エルス」があります。この2枚を聞くたびに感じることがあります。ブルーノートのプロデ...
・Rock

「究極のセルフカバー」Shadow Kingdom : Bob Dylan / シャドウ・キングダム : ボブ・ディラン

 1941年5月24日生まれのボブ・ディランは現在もう82歳です。しかもまだ現役です。今年は来日もしてくれて、公演は素晴らしいものでした。ノーベル賞も受賞して社会的にも広く認知されましたし、歴代のアルバムは...
・Blues

「ブルーズ入門 : ミシシッピ・デルタ・ブルーズの才人」The Complete Early Recordings 1930 : Skip James / ザ・コンプリート・アーリー・レコーディングス 1930 : スキップ・ジェイムス

 スキップ・ジェイムスは第2次世界大戦前のブルーズ発祥の時から活動していたブルーズマンです。ミシシッピ州ペントニアという所の出身でギター、ピアノを演奏する作曲家でもあります。ギター演奏はオープンDマイナーチ...
・Rock

「ジャンル無用の職人技見本市」Aja : Steely Dan / 彩(エイジャ): スティーリー・ダン

1970年代後半、徹底的に趣味に走って、小さいことにこだわりを続け、採算なんぞど返ししてでも自分が気に入った音楽にしたいというマニアックな集団(二人ですが)で作り上げられました。 それは“真のロックとジャズの融合“ をやってのけました。
・Rock

「ブリティッシュ・ハードロックの教典」Machine Head : Deep Purple / マシン・ヘッド : ディープ・パープル

 ハードロックの元祖、ディープ・パープルの1972年にリリースされた6枚目のアルバム「マシン・ヘッド」です。今やその道の経典となっています。世界中でヒットしましたが特に日本での人気は凄まじいものがありました...
・Rock

「ロックの基本 : エクスペリエンスからの飛翔」Electric Ladyland : The Jimi Hendrix Experience / エレクトリック・レディランド : ザ・ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

没後すでに50年以上経過したにもかかわらず今だにローリング・ストーン誌のオールタイム・グレイト・ギタリストなどでずっと1位となっています。ジミより上手い人、早く弾ける人はたくさんいますが、追い越すことはもう無理なのではと思われる状況です。
・Jazz

「永遠のジャズ : “鍵盤の皇帝”と呼ばれた男」We Get Request : Oscar Peterson Trio / プリーズ・リクエスト : オスカー・ピーターソン・トリオ

(対 : キース・ジャレット)ジャズピアノの一つの象徴というべきアルバムです。聴くとオスカー・ピーターソンにとって音楽とはみんなが楽しんで感動できるものであるべきという強い意志を感じます。その典型がこの「プ...
・Jazz

「永遠のジャズ : キース・ジャレット1975年の奇跡」The Kln Concert : Keith Jarrett / ケルン・コンサート : キース・ジャレット

(対 : オスカー・ピーターソン)ジャズピアノの一つの象徴というべきアルバムです。聴いていると、キース・ジャレットにとって音楽とは芸術であり、鋭い感性を持って想像していくものという強い信念があるように思いま...
・Rock

「ロックを変えた若き才能」Tubular Bells (50th Anniversary) : Mike Oldfield / チューブラー・ベルズ50周年記念 : マイク・オールドフィールド

 マイク・オールドフィールドはいかにも英国らしさを感じさせる音楽家です。マルチプレイヤーです。1973年、19歳にして一人多重録音をこなしながらこのアルバム「チューブラー・ベルズ」を作り上げました。この時代...
・Rock

「“狂気”に続いたモンスターアルバム」Wish You Were Here : Pink Floyd / 炎~あなたがここにいてほしい : ピンク・フロイド

 ピンク・フロイドの絶頂期と言える1975年リリース、オリジナルアルバムとしては9枚目のアルバムです。前作「狂気」が歴史的大作になってしまったので次作のプレッシャーはすごかったものと思われます。期待とか責任...
・Jazz

「巨匠コルトレーンの後期代表作」A Love Supreme : John Coltrane / 至上の愛 : ジョン・コルトレーン

ハードバップ以降のジャズにおいてのコルトレーンの存在はとてつもなく巨大で、今でも語り継がれるレジェンドとなっております。そのコルトレーンの後期代表作、というより全キャリアにおける代表作とされるののが、この「至上の愛」です。
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